空気をお金に変える法 no4

Make Money

 

 

「政府が好きなだけ紙幣を印刷することができる」ということに着目したいと思います。

 

「紙幣を印刷する」とは「おカネを作る」ことです。ある経済学者は中央銀行の機能について

“create money”(おカネをつくる)という言葉を用いています。

 

私は以上の話から「おカネを作る」というのは実に簡単なことのように思えてきたのです。

 もちろん、個人が政府のように紙幣を印刷しておカネを作ることはできません。

 

 

 

 

 

 

 

以下は私のお気に入りの話の一つです。

私は政府がおカネを作るように私たちもおカネを作れないかと以下の子供の話のようなことをイメージしています。もちろん、私たちは合法的におカネを作らなければならないのはいうまでもありません。

 

 

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「儲ける」という意味で英語では“make money”という。この言葉(英語)についてちょっと考えてみよう。”make money”の“money”は”make”の目的語で「お金を作る」という意味だ。

これに関してちょっと興味深い話がRobert T. Kiyosaki著“Rich Dad, Poor Dad: What The Rich Teach Their Kids About Money”に述べられている。The Rich Dadが2人の子供に「お金を作る」ための方法を学ばなければならないと説き、その子供たちは言葉通り金属を加工してお金を作ろうとする話が出てくる。このくだりを読めば誰もが思わず吹き出してしまうであろう。

だが、The Rich Dadは真面目にこのように語っている。そのように物理的にお金を作ることは政府にだけ許されることで一般人がやれば違法だが、“make money” (=お金を稼ぐこと)はそれに似ている。つまり、「お金を稼ぐ」ということは、上述のように子供が金属を加工して物理的にお金を作ろうとした行為に似ているというのだ。

  
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